建築文化週間2016

特別企画

パラレル・プロジェクションズ
-30年前に生まれた130人のプロジェクトから考える30年後の都市と、建築

建築に、未来を期待できるのでしょうか。科学技術が発展し、多くの建築家によって構想された未来像は、常にその鮮やかさでこれまでの社会を牽引してきましたが、社会の多様化と成熟を迎えた今、リアリティを持ちうるこれからの未来は、若い世代の現在を探ることで、複数の未来を構想することができるのではないでしょうか。
今年は、本会創立130周年にあたることから、創立130周年記念事業の統一テーマ「建築としての声を一つに」のもと、所属分野や組織の垣根を越えた30歳前後の建築関係者130名が建築会館に集まります。一人一人の現在のプロジェクトから30年後の建築の未来を構想することで建築界の更なる広がりを共に志向する場となることを目指しています。

日 時 10月1日(土)~10日(月)11:00~18:00
会 場 建築会館ホール、建築博物館ギャラリー、イベント広場(東京都港区芝5-26-20)周辺地図

建築会館ホール、建築博物館ギャラリー、イベント広場(東京都港区芝5-26-20)

内 容 トークイベント、展示
対 象 どなたでもご参加ください。
参加費 無料
申込み 直接会場へお越しください。
問合せ 詳細は、専用ホームページをご覧ください。
パラレル・プロジェクションズ専用アドレス E-mail:pp_info@aij.or.jp

建築夜楽校2016

シンポジウム「「切断」の哲学と、これからの建築」ポスター

1990年代はグローバリズムが加速した時代であった。ベルリンの壁崩壊やEUの発足は、政治的な境界の消失の象徴的な出来事であったが、あらゆるものの境界が消失し、流動的に接続される世界像が形成されたといえる。
同時代に開催された「Any会議」では、建築と哲学を架橋する議論が展開された。この中の一部の動きとして、デジタル・テクノロジーを駆使する若手の建築家たちを中心として、ドゥルーズの哲学を「接続の思想」として解釈し、そのような思想や当時の世界像に対応した建築のあり方を追求するものも現れた。ここで形成された建築思想は、現在のコンピュテーショナル・デザインの手法の礎になっている。
現在でも建築を考えるうえで、「接続性」や「関係性」は重要なキーワードである。一方、グローバリズムが示した境界を越えて自由にものが流動し接続される世界像はさまざまな側面で揺らぎはじめている(中東問題、EUの分裂危機...etc)。哲学においても、「接続性」や「関係性」の思想を批判する「切断」の思想や「オブジェクト」の思想など、新たな潮流が生まれてきている。また、「Any会議」以降、隔たりが生まれていた建築と哲学の距離は、再び縮まろうとしている。
このような状況をふまえ、本イベントでは、「切断」の哲学が建築に示唆するもの、そしてこれからの建築のあり方について、幅広い視点から議論する。

日 時 10月7日(金)18:00~20:30(開場17:30)
会 場 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)周辺地図

建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)

講演者 千葉雅也(哲学者、立命館大学准教授)
平田晃久(建築家、京都大学准教授)
門脇耕三(建築家、明治大学専任講師)
コメンテーター 松田 達(建築家、武蔵野大学専任講師)
モデレーター 平野利樹(東京大学大学院隈研吾研究室)
対 象 どなたでもご参加ください。
定 員 300名(当日先着順)
参加費 無料
申込み 直接会場へお越しください。
動画配信 専用ページよりご覧ください。

カルチベートトーク

インテリアデザイナーの世界ポスター

建築からデザインへの発想や建築ができあがる過程を通して、インテリアデザイナーの知られざる一面を紹介する。

日 時 10月18日(火)18:30~20:00
会 場 建築博物館ギャラリー(東京都港区芝5-26-20)周辺地図

建築博物館ギャラリー(東京都港区芝5-26-20)

講演者 佐藤一郎(インテリアデザイナー、エイジ)
塩見一郎(インテリアデザイナー、スピン・オフ、工学院大学教授)
モデレーター 濱野裕司(竹中工務店)
対 象 どなたでもご参加ください。
定 員 50名(申込先着順)
参加費 500円(懇親会費)
申込み ホームページよりお申し込みください。

行政と建築ポスター

安全、環境、まちづくり、経済等における行政的視点から建築を概観します。

日 時 10月31日(月)18:30~20:00
会 場 建築博物館ギャラリー(東京都港区芝5-26-20)周辺地図

建築博物館ギャラリー(東京都港区芝5-26-20)

講演者 高見真二(長岡市副市長、元国土交通省住宅局景観建築企画官)
モデレーター 濱野裕司(竹中工務店)
対 象 どなたでもご参加ください。
定 員 50名(申込先着順)
参加費 500円(懇親会費)
申込み ホームページよりお申し込みください。

学生ワークショップ2016

今を生きるカセツのカタチ-災害時の避難場所における可能性

2011年の東日本大震災と今回の熊本地震を受け、建築学生として今、避難所生活の今後に活かせる仮設物を制作する。長期に及ぶ避難所生活では、整備が追いつかず救援物資が行き届かないうえに、避難所内のプライバシーの確保やペット同伴者の配慮、エコノミー症候群や感染症などさまざまな問題が常に挙げられる。こういった問題に建築学生として、時間・場所を問わず誰にでも簡単に制作可能な空間やモノを創作し、避難所生活における新たなカタチを提案する。
1日目は、作品を実際に制作するだけに留まらず、その空間やモノを使って過ごし、避難所生活を体感する。2日目はその体験をフィードバックすると共に一般公開を経て、建築家や専門家の方に審査していただく。この企画により、避難所生活が、震災時の「生きる」ためだけの空間から快適性や利便性をも追求した「豊かさ」を併せもつものとなることを目指しています。

日 時 10月22日(土)~23日(日)時間は専用ホームページを覧ください。
会 場 建築会館ホール(東京都港区芝 5-26-20)周辺地図

建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)

対 象 建築系の学生、一般市民
定 員 50 名(申込先着順)
参加費 500円(AfterParty費込)
申込み 作品応募・審査参加(ワークショップ)共に、学生ワークショップ2016専用ホームページよりお申し込みください。
問合せ 詳細は、専用ホームページをご覧ください。
学生ワークショップ2016専用アドレス E-mail:studentws2016@gmail.com
参加団体 学生団体SNOU、建築学生サークル♭、NAF
運 営 学生ワークショップ 2016 実行委員会
加藤芙沙子(関東学院大学大学院)、加瀬澤拓(武蔵野大学)、辰己祐輔(金沢工業大学大学院)、味岡佑真(金沢工業大学)、鏡亮太(名古屋市立大学)、小嶋玲香(日本大学)、小林愛梨(武蔵野大学)、佐々木麻衣(武蔵野大学)、富永武典(金沢工業大学)、中田匠(金沢工業大学大学院)、西村美紀(金城学院大学)、橋本和弘(日本大学大学院)、古川勇介(武蔵野大学)

学生グランプリ2016

銀茶会の茶席

日本建築学会では全銀座会からの依頼を受け、コンペに出品された作品のうち2016年の最優秀作品を銀茶会で展示します。学生が原寸大で設計・施工するオリジナリティあふれる茶席空間をお楽しみください。
*「銀茶会」は、年に一度、銀座通りの周辺にお茶席を設けて行われる野点大茶会である。当日は、表千家、裏千家、武者小路千家、江戸千家、遠州流茶道、煎茶道の六流派のお茶席のほか、点茶の体験コーナーがあり、2016年で15回を迎える。2009年から、学生の設計・制作による学生創作茶席を展示・使用している。

主 催 日本建築学会
共 催 全銀座会
協 力 銀座三越
応募締切 終了(8月3日)
第一次審査会 終了(8月9日)
第二次審査会(公開審査)
日 時
10月2日(日)13:00~
会 場 建築会館イベント広場(東京都港区芝5-26-20)周辺地図

建築会館イベント広場(東京都港区芝5-26-20)


銀茶会

日 時 10月30日(日)時間は銀座公式ウェブサイトをご覧ください。
展示期間:10月27日(木)~31日(月)10:30~20:00(最終日は18:00まで)
会 場 銀座三越 9階テラス(東京都中央区銀座4-6-16)周辺地図

銀座三越 9階テラス(東京都中央区銀座4-6-16)