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関係性バロック混構造

ゴシックからルネサンス、マニエリスムを経てバロックに行き着いたように、自律的な「形の問い」は他律的な「力の問い」に移り変わってきたように感じる。時流の螺旋が一周まわったところでの「力の問い」は、関係性に焦点が集まることが多くなった。関係性に寄り添ってつくられた建築は、オープンエンドな本音と建前が溶け合い、批評性の回避という状態を生んでしまう。その行き着く先が「力の問い」の極地となり、その反動で揺り戻されていく未来の「形の問い」を想像する。
直面する無数の独立項に開くために、それらの折衷の方法を問題にするのではなく、併立させて空間構成の問題に置き換えた堀口捨己に共感が遡る。それは本音と建前がそのまま並存する混構造のような状態なのかも知れない、と思い描く。

竹内吉彦

竹内吉彦


専門分野|建築
活動地|東京・新潟
生まれ|1987

[現在のプロジェクト]
新潟県十日町市に設けられた分室に常駐して公共施設をつくった。その公共施設が竣工したあとにも、アートディレクターという立場で携わり、建築の成長について考えている。
中心市街地地方歴史認識

竹内吉彦

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