近代建築見学会および講演会
「関西大学第一中学校・第一高等学校校舎ほか」
【受付終了】
関西大学千里山キャンパスは、戦後、村野藤吾がキャンパス計画に携わり、1950年頃から約30年にわたって約50棟の建築を設計し、村野によって現キャンパスの骨格が作られたと言えます。更新により失われたものも多くありますが、現在でも約半数が現存し、特色あるキャンパスが形成されています。千里山キャンパスには、併設校の関西大学第一中学校、第一高等学校も所在しています。一中は1947年、一高は1948年に新制の学校として大阪市内の天六学舎に設置されましたが、より良い教育環境を求め、千里山への移転が決まりました。校舎群は村野藤吾による設計です。阪急千里線沿いの運動場に面した一高校舎は1953年、半円形の一中校舎は1957年に竣工しました。六角形平面に赤い瓦屋根が特徴的な一高講堂(景風館・1955)も、用途は変わっていますが現存します。敷地は戦前期に桜の名所として知られた遊園地・千里山花壇(遊園)の跡地で、起伏に富んだ地形を活かした施設配置となっています。建築専門雑誌や作品集に掲載された大学施設に比べ、一中・一高校舎群は村野作品としてあまり知られておらず、見学の機会も少なかったため、今回の見学会にて関西大学千里山キャンパスの知られざる村野作品群を訪れます。
なお、見学会とあわせて村野藤吾および関西大学千里山キャンパスの建築に関する講演会を開催いたします。会場は、一中・一高校舎と同じく千里山花壇跡地に建つ関西大学会館(1965・小河建築設計事務所+村野・森建築事務所)最上階の大集会室であり、バルコニーからの眺望やらせん階段の見学も兼ねております。ぜひ、ご参加ください。
主 催 |
日本建築学会近畿支部 |
日 時 |
10月20日(土)13:00~17:00 |
1)見学会 |
見学先 |
関西大学第一中学校・第一高等学校校舎群、関西大学会館(外部および4階大集会室周辺)周辺地図
関西大学第一中学校・第一高等学校校舎群、関西大学会館(外部および4階大集会室周辺)
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集合場所 |
返送する参加証にて、行事の詳細とともに記載します。 |
解説者 |
橋寺知子(関西大学准教授、日本建築学会近畿支部近代建築部会幹事) |
備 考 |
使用中の場所は見学できませんのでご了承ください。 |
2)講演会 |
会 場 |
関西大学会館周辺地図
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講演者 |
笠原一人(京都工芸繊維大学助教、日本建築学会近畿支部近代建築部会主査)
橋寺知子(前掲) |
対 象 |
どなたでもご参加ください。 |
定 員 |
40名(申込先着順) |
参加費 |
無料(資料代は実費徴収) |
申込み |
定員に達したため、受付を終了いたしました。 |
問合せ |
日本建築学会近畿支部事務局
TEL:06-6443-0538 FAX:06-6443-3144
E-mail:aij-kinki@kfd.biglobe.ne.jp |
詳細は、近畿支部ホームページ参照