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百姓的建築家像

百姓には「良いお米を作る」という目的があり、そのためには、あぜ道の草を抜いたり、荒れ地を耕したり、村の祭りに関わり、時には一揆も起こすなど生きていくための生業である。建築家の仕事も良い建築が社会を革新的に変える可能性もあるが、私はそうではない可能性も重要ではないかと考える。小さなことや、誰も気づかないようなこと、その積み重ねの先にこれからの建築の可能性を感じる。建築を通じて社会と向き合い、今という時代の中で新しい建築の可能性を考えていきたい。

吉永規夫

Office for Environment Architecture
専門分野|意匠
活動地|大阪府大阪市
生まれ|1980

[現在のプロジェクト]
私は大阪市内に残る築80年以上の長屋をリノベーションしたヨシナガヤを拠点に建築を生業にしている。ヨシナガヤは私(吉永)の家と事務所でもあるが、「良し長屋」の意味でもある。今なお大阪市内には数万軒の長屋が残っているが、日々解体されているのが日常である。解体される理由も多々考えられるが、残せる方法もたくさんあるような気がする。私は自信の経験をきっかけに長屋を単体として考えるのではなく、下町に残る周辺路地なども含めたコミュニティも取り込みリノベーションを行うヨシナガヤシリーズを展開している。大大阪と呼ばれていた大正後期から昭和初期に建てられた長屋の多くは築80年前後で、今少し手を加えることで築100年を迎えることができる。私はリノベーションを通じて「100歳の住宅」を祝福する文化を地域に根付かせたい。
201620182019場づくり更新歴史認識ローカリティ職能の拡大

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