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建築言語の再設定

「新しい」ものを求める傾向は止まないが、それよりも既にある建築言語を再設定するだけで建築の「強度」を増すことが、まだ可能だと信じている。
それには二つの態度が考えられる。
一つは、名称を疑う態度。例えば、「雑壁」も仕様を見直せば構造体となるということだ。これまで役に立たないと思われていたもの、限定的な用途にしか見なされていなかったものも、現在の解釈や技術により見直すことで、全く違った価値を生む可能性がある。
もう一つは、その言葉がもつ意味に即すような態度。つまり、雑壁は「雑壁」らしい仕様にするということだ。通常、木造住宅の耐力壁と雑壁が区別無く全て105角の木材で構成され、合板が貼られている。しかし、雑壁らしく45角で構成されるべきなのではないかと問うことで、構造体に限らず何となくできあがっている建築の要素・構成部材を最適化することができ、空間にメリハリをもたらすのではないか。

yasuhirokaneda STRUCTURE

金田泰裕

yasuhirokaneda STRUCTURE
専門分野|構造
活動地|香港、日本、その他各プロジェクトがある国
生まれ|1984

[現在のプロジェクト]
<「構造」は、建築や物事を理解可能にするための手段である>
プロジェクトは建築家との対話からはじまる。
そして、物事の全体を把握するために、仮想の器を用意し、その中に理想、制約や条件を入れ込み、それぞれの要素の関係を見つめる。この行為は、プロジェクトの「骨格」を設計するための第一段階である。
それらは、言語化される事で、建築家と共有される。
そこから導き出された「骨格」は、重力と外力を与えられることで、マテリアルの選択と断面寸法が決定され、スケールをもち、物質化される準備をする。
yasuhirokaneda STRUCTUREでは、このプロセスを構造設計と呼ぶ。

<様々な国のプロジェクトを同時に行う事>
上記の手段により、マテリアルや技術の制約や特異性、風土や外力の差異など、各プロジェクト固有の条件を常に意識し、見極め、そこでしかできない事を考え、建築家と共有する。
それらの経験と知識は、別のプロジェクトのための糧となり、フィードバックされていく。
20162017海外環境教育空間性更新最適化

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