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極小時間の積み重ね

「建築する」という行為はどれくらい先の未来まで計画の対象に入れるべきなのだろうか。多様な社会であるが故に価値観や意思が移ろいやすい。状況が刻々と変化し、ほんの少し先の状況でさえ、読むことが難しい。論理的な積み重ねの根底に恣意的な価値観や意思が存在せざるを得ないとするならば、少し先の未来にさえ、それまでの積み重ねが崩れてしまうような可能性がある。その状況を一旦認め、「今」在る状況の中で決定し、それを積み重ねる。変化してもいい。極小時間での最良の決定を積み重ね、それらを俯瞰して見た時に、ある1つの論理体系ないし形式となって建ち現れる建築は あり得るのだろうか。強制的に設計のプロセスから言語を剥奪することで、顕在化してくる「何か」はあるのだろうか。

山田織部


専門分野|意匠
活動地|東京/沖縄
生まれ|1989

[現在のプロジェクト]
これは現在進行中の非常に小規模なオフィスの改修計画である。

クライアントはIT関連の業務を主としつつ、ハードウエアの設計製作なども行う会社である。オフィス移転に伴い、移転先のオフィスの改修を求められた。

投資先からの100万円が引っ越し用の予算としてあり、物件は居抜きの状態。家具などは全て揃い、改修を行わなくてもオフィスとして十分機能する状態である。また、依頼を受け、現場の情報が整った数日後には物件への引っ越しを終えており、物件にオフィスが入居した状態で工事を行わざるを得ない。

既存の居抜きの空間に残された要素(様々なテクスチャの仕上げ材や家具など)に加え、旧オフィスから持ち込んだ家具、ハードウエア製作のためのパーツ類など、要素の種類、数が非常に多い状態である。

引っ越し前に設計するという行為は行えなかったため、引越し前日に即席で提案した仮のレイアウトから設計はスタートする。
201620172018環境空間性更新最適化

photo by AdamayEvilo

1 comment for “山田織部”

  1. mahoe より:

    世に残る名作が生まれそうな予感がビンビンだね。

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