30年後の都市と、建築のためのウェブプラットフォーム

そうではない

「こちらがいつもよく見ていなければ、すべてがなんでもないもの、つまりは死んだものだ。」そんな価値観で建築を捉えている人は大勢いると思う。私にとっては、そのような人たちについて考えることがけっこう重要だ。それは私が育った環境が大きく影響しているが、より多くの人が建築に興味を持ち、そして参加してくれる未来が来ればいいなぁといつも思っている。彼らの感心が必ずしもよい結果をもたらすかどうかはわからないが、耳を傾ける価値はきっとあるはずだ。現実的には身の周りのことを少しずつ実践していくしかないのだけれど、世界が突然転換するようなことも少しだけ期待している。未来に向けたはっきりとした言葉はみつからないが、しいて言えば、これまでの建築に対して「そうではない」と、言い続けること。そして当たり前のようでもあるが、これまで「そうではなかったこと」の中にこそ、これからの建築の可能性があるのでははないだろうか。

中村亮太
中村慧睦

not architecture / 東洋大学建築学科設計アシスタント
専門分野|意匠 / メディア
活動地|東京都 / 茨城県
生まれ|1988

[現在のプロジェクト]
現在わたしはインターネットサイトの製作を計画している。内容は「食べログ」のような建築の点数評価サイト「アーキLog」。人と建築をつなぐ新たなアーキテクチャの設計である。目的は、より多くの人が建築に興味・意見・関わりを持っている世界をつくることだ。
例えば、観光に行った際に「建てログ」を開けば、その付近での評価の高い建築や、イベント情報が瞬時に手に入る。具体的な建築名を入力すれば、そこを訪れた人々のレビュー、設計者、建築物の情報が網羅されている。一般の人にとっては建築と出会うきっかけとなり、建築関係者にとっては建築の見学や設計・研究をおこなう際の大変有用なデータベースとなるだろう。本や映画のレビューを書くのと同様に、建築も気軽にレビューしてもらいたい。
より多くの人に議論を開くことで、これまでの建築とは違った新たな可能性を展開させたい。一般大衆の興味や関心が、30年後の都市と建築を少しでも良い方向へと導いてくれることを期待している。
2016インフラ開発汎用性

「建てログ」のインターフェースイメージ

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