30年後の都市と、建築のためのウェブプラットフォーム

ピンぼけ設計

建築物をつくることは最終目標のためのサプリメントみたいなもので、場を提供、出来事の提案、その後の誘起が現案件の本質にある。【建】には意見を差し出す、【築】には体制地位財産をしっかりつくるという意味もある。建てて築くに加えて、建築の知識を元に出来ることを考え意見し(建)、建てることに固執せず見合う場を創り体感すること(築)も建築と言えないだろうか。さながら建物にピントの合っていないぼやけた設計のように。
この30年、遺伝子、ネット、AIなど日進月歩の技術は視覚以上に体感して驚くものに変化した。私達には、見たこともない建築物を創造するだけでなく、見たこともない出来事が起こる場も創造するような変化が求められている。

野中あつみ
三谷裕樹

ナノメートルアーキテクチャー
専門分野|意匠
活動地|東京、愛知、三重
生まれ|1984、1985

[現在のプロジェクト]
医療従事者不足が深刻な問題である過疎地域において、今後の地域医療について考察を行いモデルケースを提示する志摩市での試み「志摩ドクタープロジェクト」に参加している。
このプロジェクトでは三重県志摩市に医学生を主とした寄宿舎の提案をしている。研修地の宿泊所となり、医師、医学生の交流を促し、観光客も受け入れ、時には診療所や公民館としての公的な場所として地域住民との関わりがうまれる医療拠点となる。地方病院で研修を選択する学生も最終的には大多数が都市部の病院勤務を希望する。これは医学生に限らない多くの大学や企業の課題である。今、地域の魅力を感じ、生活及び仕事の拠点としたいという志を持つ人が求められている。地域に触れ、自らの生活、ここに訪れる人、患者、まちの人たちと思いを重ねる場所をつくりだすことで地域の医療従事者を増やす。医療に建築ができること、まちにできることの実践と展望を示す一つのモデルとなる。
2016地方福祉場づくり

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