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空間構成と社会構築

「空間構成」と「社会構築」が連動することで、何らかの目的に特化し活動を限定してしまうような窮屈な場所ではなく、いつまでの進行形で居られるようなプロジェクトを目指している。そこで我々は「ラボ」と「デザイン」という2つの部門を掲げ、活動を行っている。「ラボ」は社会構築を考える部門で、具体的にはリサーチやワークショップを行って、プロジェクトに関わるヒト、モノ、コトの関係性を整理し、その場所における社会の構築について思考する部門である。「デザイン」は空間構成を思考する部門であり、「ラボ」で構想された枠組みをもとに、どんな空間がその社会を成立させるのかを思考し、具体的に設計に落とし込んでいく部門である。こう書くと「デザイン」に先行して「ラボ」が存在するように想定されるが、両者に前後関係はなく、「デザイン」で思考された空間構成をフィードバックし、「ラボ」で考えた社会を組み替えることで建築を構想している。

ツバメアーキテクツ

山道拓人
千葉元生
西川日満里
石榑督和

ツバメアーキテクツ
専門分野|意匠
活動地|東京、日本各地
生まれ|1986

[現在のプロジェクト]
ツバメアーキテクツは東京を拠点とし、日本全国で建築・家具の設計に取り組んでいる。戦後日本が持っていた空間構造と社会構造の一体性が崩れ、空間ストックと社会的要求に大きなズレが生じている現在、改めて両者の関係性を組み上げる必要がある。我々は、空間構成と社会構築の関係性を時空間のレベルに則して考え、建築に取り組んでいる。これは時間に対するデザインである。これまでのプロジェクトを3つ紹介しよう。これらは想定するタイムスパンの違いによって、それぞれに空間構成と社会構築の関係性を組み上げている。「阿蘇草原情報館」では、地域のタイポロジーとランドスケープから長期の時間との関係性を考えた。「荻窪家族プロジェクト事前リノベーション」では、新築の集合住宅の共用部に多様な人々による使用の想定を内包させた。「居場所をつくる『まる』と『しかく』」では、ニュートラルな空間に短期的に人々のいろいろな向き合い方や関わり方を促す場を構築した。
2016空間性マネジメントサスティナビリティ

©Kenta Hasegawa,ツバメアーキテクツ

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