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建築とまちの媒介者

建物、自然、人、歴史、敷地のある場所など、見えるものや見えないものの総体を「まち」として考えてみたときに、建築家が建築とまちの媒介者としてプロジェクトに取り組むことが、建築とまちの未来に大きな意味を持つのではないだろうか。建築家が狭義の設計者としてだけではなく、はじめて訪れたまちでも、建築とまちの媒介者としてプロジェクトに携わることで、プロジェクト単体に留まらない価値をつくることができるだろう。そのためには、建築の設計も施工もリサーチもまちづくりも同じ地平で捉え、プロジェクトそのものの枠組みを大きく設定し、継続的に関わり続けて実践を積み重ねていくことが重要である。さらには、敷地を飛び出して多くの人たちと関わることで、様々な出来事が発生するような状況をつくり出すことは、建築だけでなく建築を取り巻く社会の環境をも設計しているといえよう。

木村慎弥

RAD/kimura shinya architecture/六原まちづくり委員会
専門分野|意匠
活動地|京都府京都市
生まれ|1983

[現在のプロジェクト]
京都を拠点に建築や都市のリサーチ、建築の設計、まちづくりの活動をしています。
京都市北部の中山間地域ではこれからの村の未来を考えていくために、空き家の調査や移住促進に向けたリサーチをしています。
設計活動としては、京都市内のとある住宅街では長らく放置されていた寄宿舎を個室アトリエ群に改修したり、大阪府内のとあるまちでは宿泊機能と地域の交流拠点が複合した施設を、別の大阪の都市ではちいさな保育園のプロジェクトなどを進めています。
また、京都市内の観光名所が多く近年民泊の波に翻弄されつつあるまちでは、民泊の実態調査や地域住民の意識調査など、外から来る人たちの受け入れ方を地域の人たちと思考錯誤しています。
それぞれの活動では、協働する仲間や求められるアウトプットも大きく異なります。設計者としてだけではなく、リサーチャーやコミュニティーデザイナーのような役割を担いながら、設計とは少し違った側面からも建築やまちに関わっていて、そこから新しい建築やまちの可能性を見出せるのではないかと考えています。
20162017地方地域資源マネジメント職能の拡大観光

©kentahasegawa(一枚目)

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