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パラレルセッションズ2017_開催概要

 

Parallel Sessionは、建築というフィールドに関わる異なる専門性を持った参加者による議論の場です。参加者の積極性と前向きさ、また自らの実践に即することで、予定調和に陥ることのないスリリングな場を展開し、その中から新しい建築の文化が立ち上がってくることを期待するものです。今年は、18歳から64歳という幅広い世代の約70名で9つのセッションを作り上げます。

 

公開セッションは広く一般に公開し、講演会ともパネルディスカッションとも異なる何かが生まれつつある場を共有します。ぜひお越しください。

 

[ 開催日時 ]
2017/10/22(日)
・10:00~15:00:グループセッション(非公開)

・15:00~19:00:公開セッション。エントリーの有無に関係なく無料で参加(聴講)していただけます。

 

[ 会場 ]
建築会館ホール(東京都港区芝 5-26-20)

 

[ ゲストメンター ]
松川昌平|慶應義塾大学SFC 環境情報学部准教授。000studio主宰。

菅沼 聖|山口情報芸術センターYCAMエデュケーター。

馬場貞幸|弁護士。黄櫨綜合法律事務所所属。一般社団法人ライツアンドクリエイション理事。

 

[2017年度テーマ ]
“動く、動かない”
情報技術の発達の下支えによって、社会は流動化しているといわれて久しく、人や、情報、モノが、国境を軽々と越えてネットワークされながら流動する時代に私達は生きています。それは同時に、「動かない」ことの相対的な価値を同様に見出す契機でもあります。例えば福祉を考えた時、増え続ける高齢者も、減り続ける子供も、インターネットを携えて都市を放浪する若者と比較すれば、相対的に動かない存在といえます。また、観光立国を掲げる政府は2020年までに年間4000万人の海外からの観光客の動員を目指し、同時に、地方創世を掲げてIターン、Uターンなどの定住を促進しています。また、「動かしにくい」巨大な土木インフラやタワーマンションは将来にむけたその維持管理が社会問題となり、ストック活用によって既存の建築を少しずつ改変するリノベーションが一般的な認識として定着しつつあります。
土地に定着することが建築物だと定義される建築が、動く、動かないの視点から、どのように再解釈することができるか、またその新たな認識が、これからの社会においてどのようなプロジェクトを可能にするか、広く問うための機会です。動くこと、動かないことをパースペクティブとして都市や建築を捉えた時、今建築を取り巻く社会状況と、建築にできることが、露わになるのではないでしょうか。

 

サブトピックス
A_観光

海外からの観光客は昨年2400万人を突破し、日本人の国内旅行も年々増加を続けています。現在、人が動くことの最も強い動機が「観光」ではないでしょうか。既存の観光地だけでなく、地方の小都市や集落まで、あらゆる場所が観光の対象となり、またなろうとしています。これまで当たり前とされてきた地域資源が、観光資源として再発見され、本来はそこにしかないものである場所がSNSなどを通じて即座に情報として拡散し共有されます。一方で、観光客の急激な増加は、その場所を日常とする人々との軋轢も生みつつあります。この大量に移動し続ける人々と、移動できないことの価値が最大化される状況を、建築や都市はどのように乗りこなしていけるのでしょうか。

 

B_福祉

東北の大震災、そして続く原発事故では、動くことができる人、動きたくてもできない人、動きたくない人など、動くことを巡る格差の存在が浮かび上がりました。軽やかに移住やノマド的な生き方を選択できる人々だけでなく、動きにくい、もしくは動けない人々を包摂した社会をどのようにつくっていけるのでしょうか。そこには、子どもや高齢者のための施設をどのように地域に開いていくかの議論や、災害のリスクに対して多様な主体を巻き込んだ地域マネジメントの仕組みの構築、移動技術の発展によって過疎地域などの移動性が向上するなど、多様な動く、動けない状況にある主体がともに、よりよく生きるための建築や公共空間について考えていきたい。

 

C_環境

自然環境から情報環境まで、私たちは様々な環境の中で日々暮らしています。地球温暖化やエネルギーの観点からも、生態系と循環的なものの移動を可能にするような建築生産や都市像が求められ、風、熱、光、空気などをどのように利用するかが重要なトピックとなっています。一方で、日々大量に生み出される人々の行動に関する情報はビッグデータとして注目され、その活用方法が模索されています。また、情報も都市の中を大量に移動しています。この情報が物理的な都市空間へと実装される時、人は、そしてものの移動はどのように変化するのでしょうか。

 

 

2017

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