アクティビティデザイン
ユーザーの能動性を豊かにするデザイン。その場を使うユーザーの経験をいかによりよい経験にできるかが今最も問われている。それは空間だけでなく、使い方やシステム、運営方法などあらゆる視点でデザインをとらえていくことにつながる。空間における人々のアクティビティを能動的にすることが企業や社会のイノベーションにとって最も重要であり、そのためにはハード / ソフトといったフレームワークを横断する新しいデザインが必要となる。
祖父江一宏
株式会社日建設計 設計部+NAD(Nikken Activity Design)
専門分野|意匠
活動地|東京
生まれ|1983
[現在のプロジェクト]
現在は設計(意匠)とNAD(Nikken Activity Design Lab.)の2つの所属をして仕事をしています。設計では通常の建築設計、NADでは、アクティビティデザインという手法で、”ユーザーの能動性を豊かにするデザインで、空間や社会にイノベーションをもたらします”というマニフェストを掲げ、デザインマネジメントやブランディングなど建築の職能を生かしたプロジェクトをしています。今回は京王電鉄地上利用計画のプロジェクトを紹介させて頂きたいと考えております。現在現場の工事段階です。このプロジェクトでは、建築設計とNADの両方で関わっています。建築としては線路跡地に3棟にわたる商業施設をつくり、NADでは地上の駅前広場や2kmにわたる緑道などのパブリックスペースのデザインを手がけています。まちを本当の意味でつなぐ建築やパブリックスペースをハードとソフト両面でつくっていきます。