環人間性

環境と人間とそれらの関係とを切り分けず、人間の思考や精神と身体を切り分けず、その常に変化する総体、関係性としての人間の特性を拠り所に物事を判断する。

水野太史

水野太史建築設計事務所
専門分野|意匠
活動地|愛知県常滑市
生まれ|1981

[現在のプロジェクト]

愛知県常滑市の陶器メーカー、株式会社水野製陶園の空間・資材・技術などのポテンシャルを活かし世に開いていくプロジェクト、「水野製陶園ラボ」に取り組んでいる。 生産規模縮小のためにできた工場余白スペースの再活用。自社の陶製ブロックを用いて建てられた社宅群(現在は空家)を再活用するプロジェクト。自社での直接販売の強化。高い釉薬の技術を活かした新たな湿式タイルの開発。建築家や芸術家との協働や特注による建築陶器の制作などを行っている。
陶の素材としての自由度やポテンシャルは高く、情報技術が進む中で、陶(やきもの)のフィジカルな魅力や価値は高まっている。またフィジカルなものづくりのための空間やインフラが身近にある工場(生産地)ならではの可能性を追求し、現在的な技術とも混成しながら「つくる、広める、つかう、感じる、考える」が循環する場所とチームをつくっていきたい。じぶんたちの手でつくる気持ちの良い環境で、建築(ものづくり)を営み生きること。その先に、環境と建築(テクノロジー)と人間の理想的な未来を見ている。

参加セッション:セッション31「設計業(者)の多角的な活動による新しい組織のかたちとは?」

201620182019 地方材料生産

水野製陶園ラボHP、工場の写真、右手の建物は自社の陶製ブロック造 。旧社宅の再活用プロジェクトの一つとして有志を募ってレンガ敷きワークショップを行った、場の可能性を探りながら整備を進める。新たなタイルの試みの一部、写真は在庫の素焼きタイルを施釉しリメイクしたもの。

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