突然変異的建築家像

「僕は、建築家(になる夢)を、こじらせている。」最近、そんな言葉がふと頭に浮かんだ。建築学科で学び、当たり前のように有名な建築家を目指し、もがいている中でのその言葉は、自らの現状を一言で言い表し、それにより開き直る事が出来た。建築を創る事だけではない、建築をもっと大衆の人も面白がって楽しめるカルチャーにするための、既存の業態に捉われない「突然変異的建築家像」を構築したい。それによって、選挙率を上げる事が政治を変える可能性があるように、建築に関心を持つ人の数を増やすことが、これからの市場縮小の未来に変化をもたらす可能性もあるだろう。まず、建築家を身近に感じてもらうため、等身大の気持ちを記した名刺を作成する「ぶっちゃけ」名刺projectを行っている。また、HIPHOPという音楽を用い、建築をトピックにした歌詞の曲を作成し、インターネットの動画サイトに投稿する取り組みを始める。これは大衆が建築に興味を持つ「取っ掛かり」を増やしていく試みの一つであり、様々な業界との間に新たな仕事を生み出す礎になると考えている。

佐竹雄太

創造系不動産/カタチトナカミアーキ
専門分野|不動産/意匠
活動地|関東
生まれ|1985

[現在のプロジェクト]

現在都内にある創造系不動産という会社に勤めながら、個人でカタチトナカミアーキという設計事務所を主宰し、プロダクトデザインを中心に活動している。創造系不動産株式会社はいわゆる「アトリエ系」設計事務所出身者で構成された特異な不動産会社である。建築と不動産の業界は近いようで、それぞれの専門性が強く、その間には大きな壁が存在している。私たちは設計者としての知識を生かし、建築家と共同してVFRDCMという家づくりに必要なフェーズを一貫して行うフローを採用する事で、建築と不動産の間の壁を取り払い、建て主の利益を最大化する事を目指している。それは設計者としての経験があるからこそで出来る新たな仕事の一つである。まだまだ建築業界は閉じていて様々な壁の中にあるが、建築業界での経験を活かす場所はそういった他の業種や業界の間にもあるのだと感じている。

2016 マネジメント参加職能の拡大
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