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佐藤直樹

株式会社 如是アトリエ IIA atelier
専門分野|意匠 計画
活動地|東京 上海
生まれ|

[現在のプロジェクト]

…上海Harbook … クライアントは裸一貫身一つで事業を築いた40代の中国人男性。以前開業していた場所は売り上げが伸び過ぎ、近隣の同業者や大家からの嫌がらせが絶えなかったと聞いている。カフェ内のインテリアは趣向性の高い物が並ぶが、バイヤーとしての眼はそれこそ現在の上海人のリアルを写し出しているなと感じた。新店舗の敷地は上海市静安区巨鹿路の一画商業エリア。以前、寺院であった場所を工場に用途変更し使用していたが、さらに商業施設へと変更し。工場の躯体部分を残しリノベーション、内部空間にテナントを招致し利活用する計画である。建物の1階通りから目の付く場所がHarbookの区画であり、スイスブランドFREITAGが鎮座する。プロジェクトは日 中 瑞西と相互に協同し短期間であるが、非常に過密なスケジュールの中無事にFREITAGオープニングイベントを迎える事が出来た。他エリアは現在施工中である。上海の里楼空間を空間構成のコンセプトとし上下、内外へのアプローチを視線・動線と連結している様に見せ、分断する事で空間を仕立てる。通路を介して販売エリア内に個々のブランドが品を陳列させる。里楼の住人は上海地外から戦争時に集まってきた地方出身者や高給取りの人夫が低家賃で住まう住居であると聞いていたが、現在では、一室を店舗に改装し、商売を行う形態が周辺地域に根付いている。また、老朽化し好立地な場所に残る里楼と開発を進める行政やデベロッパーとの対立関係が見え隠れする。植民地という歴史的背景を持ち、多様な人種が混在するこのエリアは上海の地域性を物語るに相違ない。里楼は西洋建築に中国古来の伝統技術で建てられた建築である。現代版里楼的空間を区画内で構成した。

20172018
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@2018IIA

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