構造デザインフォーラム2024(第29回)
時をつむぐ建築・構造
公共性の高い大空間建築は、その多くが長きにわたって使われ続けるため、デザインやエンジニアリングなどさまざまな角度から計画がなされています。にもかかわらず、日本の大空間建築は100年を超えることなく解体されてしまうことがほとんどです。どのような大空間であれば、市民に「愛され」「続ける」のでしょう。時代や環境の変化を乗り越え、長く使われるためには何が必要でしょうか。建築雑誌10月号では「100年愛される大空間建築を目指して」として特集が組まれ、上記の問いかけをテーマに展開されています。
この問題意識をテーマに、今年度の構造デザインフォーラムは、「下関市体育館(1963)」、「小国町民体育館(1988)」、「出雲ドーム(1992)」、3つの大空間建築を取り上げ、4名の登壇者に講演いただきます。そして、パネルディスカッションを通して「愛され」「続ける」大空間建築について考えます。