芦原義信氏の八代市厚生会館の歴史的価値について再考する

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芦原義信氏の八代市厚生会館の歴史的価値について再考する

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八代市厚生会館は、熊本県八代市の多目的ホールとして芦原義信氏の設計により1962年に建設されました。芦原氏は、その設計思想、設計手法である「外部空間」論によって、高く評価された建築家であり、国際的に広く、また現代に至るまで影響を及ぼしています。そして八代市厚生会館は、芦原氏の「外部空間」論の出発点としての価値があり、さらにその「外部空間」論自体が国際的に影響を与えた設計思想、設計手法であることから、日本のモダン・ムーブメント建築としても価値があります。また、八代市の歴史的文脈に考慮した設計、その役割から、八代市の近代史にとっても意義ある建築と言えます。
しかし、八代市厚生会館は、2019年に八代市民俗伝統芸能伝承館(お祭りでんでん館)建設に伴い休館となり、別館は解体されました。そして再開が予定されていた本館についても2023年7月に廃止条例案が可決されました。今回の講演会・見学会を通して、今後、失われていく可能性のある優れた歴史的建築に我々が目を向けることにより、全国各地に存在する歴史的価値のある建築の保存、活用方法のあり方について、関心を深めていくことを期待しています。
(参考:日本建築学会『八代市厚生会館の保存活用に関する要望書』より)

※諸事情により、申込み用GoogleフォームのURLが変更となりました。本ページに掲載のURLよりお申し込みいただきますよう、何卒ご注意ください(8月19日追記)

開催概要

主催 日本建築学会九州支部熊本支所
共催 熊本まちなみトラスト
後援 日本建築家協会九州支部熊本地域会、熊本高等専門学校
日時 10月19日(土)12:00~17:00
12:00出発(熊本駅)/13:30~講演会/14:30~見学会/17:00解散(熊本駅)
見学先 八代市厚生会館、松浜軒、澤井家住宅、八代市立博物館未来の森ミュージアム、八代城跡、八代市民俗伝統芸能伝承館ほか
集合場所 熊本駅前(熊本県熊本市西区春日3)11:50集合
講演者(講演会) 森山 学(熊本高等専門学校教授)
解説者(見学会) 竹田宏司(熊本まちなみトラスト事務局長) 森山 学(前掲)
対象 どなたでもご参加ください。
定員 70名(申込先着順)
参加費 無料
申込方法 9月19日(木)までに以下の申込用Googleフォームより、「氏名、勤務先・学校、TEL、E-mail、住所、移動手段(貸切バス利用もしくは自家用車利用)」を入力のうえ、お申し込みください。
<申込用Googleフォーム>
https://forms.gle/2j5AA9Nv8szq4wft8
※申込み用GoogleフォームのURLが変更となりました(8月19日追記)
<質問等の問合せ>
古賀元也(崇城大学工学部建築学科)
E-mail:koga@arch.sojo-u.ac.jp
<参加申込の問合せ>
大塚虹彦(古賀研究室大学院生)
E-mail:g2415m01@m.sojo-u.ac.jp

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