札幌芸術の森の建築を巡る見学会
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見学会

開催終了

見学会・講演会

札幌芸術の森の建築を巡る見学会

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札幌芸術の森地区は、明治期に土場や採石場として開拓され、豊かな自然と文化が調和する環境を育んできました。本見学会では、地区の形成に関わる建築を巡りながら、皆さんとともに建築文化について考えていきたいと思います。

開催概要

日時 2025年10月19日(日)10:00~16:00
(10:00~14:00 見学会/14:00~15:30 講演会/16:00 真駒内駅解散)
見学先 藻南公園、ポスト館、石山緑地、有島武郎邸、芸術の森周辺、札幌市立大学芸術の森キャンパス
集合場所 札幌市営地下鉄 真駒内駅 10:00集合(北海道札幌市南区真駒内17)
解説者(見学会) 日本建築学会北海道支部歴史意匠専門委員会委員、有島武郎邸担当者、地域住民の方
講演者(講演会) 奥山健二(日本開発構想研究所客員主幹研究員/名古屋市立大学・福山市立大学名誉教授)
日本建築学会北海道支部歴史意匠専門委員会委員
対象 どなたでもご参加ください。
定員 20名(申込先着順)
参加費 無料
申込方法 10月3日(金)までに、QRコードへの回答、またはE-mailやハガキにて「氏名・年齢・所属・住所・電話番号」を明記のうえ、お申し込みください。
主催 日本建築学会北海道支部
後援 札幌芸術の森、札幌市立大学
申込先・問合せ 札幌市立大学 金子晋也研究室
〒005-0864 北海道札幌市南区芸術の森1
TEL:011-592-2659 E-mail:s.kaneko@scu.ac.jp
備考 昼食は各自でご準備いただくか、「畑のはる」(芸術の森センター2階)等を各自ご利用ください。

申込用QRコード

活動レポート

日本建築学会北海道支部歴史意匠専門委員会が中心となって、札幌市南区の芸術の森地区において、見学会および講演会を実施した。開催日は、令和7(2025)年10月19日(日)で、見学会に22名、講演会に42名が参加した。

芸術の森地区は、明治期に土場や農地として開拓がはじまり、札幌軟石も採石されるなど、札幌市街地の都市形成に関わる歴史を持つ。また、札幌オリンピック(1972年開催)を期に住宅地として開発され、疎開地と農地であったエリアに札幌芸術の森(1986年開園)と札幌市立高等専門学校(設計:清家清+奥山健二、1991年開学、現在の札幌市立大学芸術の森キャンパス)が整備された。一連の開発により、一帯は芸術の森地区として改称された。

見学会では、北海道支部歴史意匠専門委員会の羽深久夫委員(札幌市立大学名誉教授)とともに、本願寺道路(1871年開通)を継承した平岸通や、馬鉄軌道(1904年開通)・定山渓鉄道路線(1918年開通)跡、採石地跡を活用した石山緑地公園をたどり、土地形成史を交えて札幌軟石の建物が点在するエリアの特徴が解説された。また、札幌軟石を用いたクラフト等の販売やカフェとして活用される「ぽすとかん(旧石山郵便局、1940年)」を見学した。札幌芸術の森では、羽深委員から、戦中戦後の疎開地に溜池として利用された園内の水辺空間を中心に、ドイツの芸術村を理想として上遠野建築事務所による工芸館(1985年)などの建物群が配置された経緯が解説された。また、開園後の移築された有島武郎旧邸(1913年)では、施設関係者による解説も行われた。

講演会では、清家清とキャンパス計画に携わった奥山健二氏による講演会が行われた。奥山氏からは、吉村順三、丹下健三に師事し、ハーバード大学大学院でのアーバンデザインを学んだ経歴と、清家清とともに札幌市立高等専門学校の準備室委員に加わり施設計画へ至る経緯が説明された。また、同委員会の金子晋也委員が進行を務め、清家清資料(建築博物館所蔵)、札幌市立高等専門学校に関わる公文書(札幌市所蔵)が紹介された。講演会の後半は、会場からの質疑も行われ、親交を深める場ともなった。

今回の企画では、芸術の森地区を対象とし、明治期の開拓によって形成された市街地が、1980年代に近代建築運動の潮流の中で整備・建設されていった過程を、体感的に理解できる内容となった。

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