重要文化財建築探訪
時をつなぐ湯の記憶
道後温泉本館保存修理の舞台裏
1994年(平成6年)に現役の公衆浴場として全国で初めて国の重要文化財に指定された道後温泉本館は、6年にわたる保存修理工事が完了し、2024年(令和6年)7月に全館営業が再開されました。
道後温泉本館は、道後湯之町初代町長・伊佐庭如矢氏が100年後も真似のできない建物を、との信念で建てられ、今日まで興隆し、親しまれ、使い続けられてきました。
あらためて、道後温泉本館の歴史的背景を捉えつつ、歴史的価値や意匠的に優れる当建物を学ぶことで、「130年の歴史を未来へ紡ぐ」標しとなるよう、更なる100年先にも愛される道後温泉本館の魅力に触れていただきたいと思います。