建築夜楽校2023
学校建築にこれからの教育は担えるか
COVID-19以降のリモート授業、ホームスクーリングなどの発達により、学校という空間の意味は変質しています。一方、現代では多様性や自主性などを身につけるような教育が推奨されていますが、同時に各教員や文科省の思惑、選定される教科書によって対立する内容が教育されることも起こりえます。空間的にも教育的にも矛盾した状態が簡単に引き起こされうる教育という現場において、どのように建築がその役割を果たせるのか、またこれからの日本はどのような教育を対象として空間を考えていくべきなのでしょうか。
さまざまな学校建築を設計してきたシーラカンスアンドアソシエイツの赤松佳珠子氏、空間のあり方を教育論と結びつける社会学者の牧野智和氏、世界の学校建築を比較研究されている垣野義典氏の3名をゲストに招き、建築がこれからどのように教育に関与できるかを考えます。ぜひ、ご参加ください。
Photo: Makoto Yoshida