神代小路の街並み(長崎県雲仙市)
雲仙市神代小路地区は、島原半島の北端に位置し、江戸時代の武家屋敷の街並みを伝えるとして、2005年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。この地区は、現在は長崎県ですが、江戸時代は有明海を真北に40km北上した、佐賀藩の家老格の所領でした。建築文化も佐賀の色合いが濃いです。
街並みは、旧鍋島邸(国重要文化財)を中心に、5本の小路で構成されています。2016年以降、メインの小路に面する、鍋島家養育係の屋敷、小家老屋敷の長屋門、筆頭着座屋敷の座敷などの復原が進められ、往時の景観が蘇りつつあります。
本見学会は、これらの復原調査に関わった専門家の解説を聞きながら、街並みを散策します。地元の協力を得て、普段は見られない建物の内部まで見学します。